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マイホームの購入は人生のなかで最も大きな買い物の一つであると言われています。
そして年々、暮らし方が多様化するとともに、住まいの形や規模もさまざまなものが登場しています。
近年では「タイニーハウス」と呼ばれる小さな家が注目されており、40万円ほどでマイホームを手に入れることができる「タイニーハウスキット」が販売されるほど、住まいの在り方は変化しています。
本記事では、タイニーハウスの概要やメリット、価格を解説したのちに、注意点やタイニーハウスの活用術についてもご紹介します。
逆瀬川エリアで新築戸建てをご検討中の方は、費用を抑えて自分好みの家にしやすいタイニーハウスにすることを検討してみてもいいのではないでしょうか。
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注目を集めているタイニーハウスとは!
タイニーハウスとは、直訳のとおり「小さな家」のことです。
タイニーハウスは2000年ごろからアメリカで注目され始め、リーマンショックを機に小さくても豊かな暮らしを求める人が増えたことで、タイニーハウス・ムーブメントが世界中で起こりました。
コロナ禍でも、暮らし方を見直す人が多く、シンプリストやミニマリストと呼ばれる、必要最低限の生活必需品で心豊かに暮らしたい方々を中心に、タイニーハウスが再び話題に上がっています。
日本でタイニーハウスと呼ばれる家の広さは、10㎡から25㎡ほどの家が多いです。
一般的には2種類の形状があり、基礎が付いているタイプと、トレーラーハウスのように移動できるタイプのタイニーハウスがあります。
また、冒頭でも触れたとおり「タイニーハウスキット」という、小屋を簡単に建てられるキットを使って造るタイニーハウスもあります。
こちらは、建築申請が不要となる広さ9.9㎡以下のものが多く、値段は安いもので40万円程度、組み立ては2~3日で完了するので、すぐに住み始めることができるのが魅力です。
少ないもので暮らすことができれば、これだけ手軽にマイホームが手に入れられる時代ということに驚きですね。
タイニーハウスのメリット
基本的にタイニーハウスは一人暮らし用のワンルームほどの広さですが不便はないのでしょうか?
この章では、タイニーハウスのメリットを3点解説します。
タイニーハウスのメリット①工期が短い
キットの組み立て期間からもわかるとおり、一般的な家に比べて面積が小さいため工期が短いのが特徴です。
またプレハブ工法で建てる場合は、家の素材をつくる工場でできるだけ加工や組み立てをおこなったうえで、現地で組み立てるため、さらに工期を短くすることができるでしょう。
タイニーハウスのメリット②コストが安い
面積の小ささは、材料費や職人の人件費などの建築コストを下げることにもつながります。
また、明かりや冷暖房が行き届きやすく、光熱費をはじめとするランニングコストも抑えることができます。
タイニーハウスのメリット③自分好みにDIYしやすい
キットのように初めからご自身で組み立てられるタイニーハウスもあれば、建築は職人に任せるタイプのタイニーハウスもあります。
どちらも素材は木材が使われることが多く、一般的な家よりも複雑でない設計になっていることが多いため、ご自身で手を入れやすいこともタイニーハウスの特徴です。
タイニーハウスの価格相場
コストが抑えられることが特徴の一つであるタイニーハウスは、どのくらいの価格なのでしょうか。
広さや仕様によって異なりますが、ここでは10㎡(6畳)程度のタイニーハウスの価格をご紹介します。
基礎があり、水回りの設備がないタイプで10㎡ほどのタイニーハウスの価格は、100万円~300万円ほどです。
家の建築は施工会社に依頼することもできますが、セルフビルドができるタイプのものもあります。
ただしセルフビルドの場合は、建築確認申請をすべきかどうかの確認や配管工事の手配など、手間と時間を要します。
法律に違反しない家を建てるために、建築する前に入念に必要事項の確認をおこないましょう。
タイニーハウスに住むうえでの注意点
タイニーハウスは、比較的短期間・低コストで住むことができますが、住むうえでの注意点が2つあります。
注意点①床面積が10㎡を超える場合は建築確認申請が必要
先も触れたとおり、タイニーハウスは建築確認申請が必要な場合があります。
それは基礎付きの家で、床面積が10㎡を超える場合です。
建築確認とは、該当する建物が建築基準法にのっとって建築されているかどうかを確認する作業です。
自治体によって基準が異なるため、建築する前に自治体や施工会社に確認しましょう。
注意点②固定資産税の有無は土地に定着しているかどうかで異なる
固定資産税とは、不動産にかかる税金です。
タイニーハウスのうち、基礎があるタイプのものは土地に固定されて定着しているため固定資産税が発生する可能性が高いです。
一方、移動できるタイプのものは土地に定着していないため固定資産税は発生しない場合が多くあります。
ただし、移動できるタイプのものは車両扱いとなり、自動車に関する税金が課税される可能性があるため、こちらも自治体などに確認することが大切です。
タイニーハウスの多様な活用術!
タイニーハウスは住むだけでなく、さまざまな活用方法があります。
たとえば、自宅の敷地内にタイニーハウスを設けて、独立した書斎にすることができます。
テレワークが導入されている会社に勤めている場合は、生活音が聞こえなくなるので、テレビ会議を気兼ねなくおこなうことができるでしょう。
また、タイニーハウスにボルダリング用の壁を設置するなど、子どもが楽しめる仕様にして、子ども部屋として活用することもおすすめです。
自宅を購入したときよりも家族の人数が増えた場合にも、タイニーハウスであれば手軽に部屋を増やすことができます。
後悔する前に知るべき!タイニーハウスのデメリット
タイニーハウス選びで失敗しないために、デメリットも押さえておきましょう。
まず1つ目は、生活インフラの整備をしなけらばならない点です。
タイニーハウスでは、基本的にライフライン整備を自分で申請しなければなりません。
上下水道、電気、ガスは各担当窓口へ相談し、引き込みの手続きを行いましょう。
2つ目は、個室が取りづらいことです。
コンパクトさはタイニーハウスの良さでもありますが、スペースが限らる分、2人以上で使用するとプライベートな空間は確保しにくい点があります。
個室が欲しい場合は、パーテーションやロフトを設置するのがおすすめです。
3つ目は、収納スペースが狭くなることです。
タイニーハウスはワンルーム平屋タイプが多く、収納が足りなくなる場面があるかもしれません。
持ち物を極力減らすことに加えて、収納付きソファや収納付きテーブルなど、1台2役のインテリアを設置すると良いでしょう。
無印のタイニーハウスとは!?
無印良品から、「無印良品の小屋」という小さな家が販売されています。
部屋の広さはおよそ9㎡ですが、大きな窓や縁側があり、3~4人でもくつろげるよう開放的に設計されています。
内壁には温もりを感じるひのき材が使用され、床はモルタル仕上げ。
土間感覚でも使えますし、ラグを敷いて普通のお部屋と同じようにも使えます。
外観はブラック1色で、無印良品らしいシンプルでおしゃれな雰囲気が演出されています。
本体価格は、材料費、施工費込みの標準仕様で300万円となっており、照明用電源やスイッチ、コンセントはオプション扱いとなっています。
その他、建築確認申請の費用や固定資産税などが発生します。
無印良品のおしゃれなタイニーハウス、いかがでしょうか?
タイニーハウスに「風呂トイレ付き」はある?
タイニーハウスに住みたい!となれば、水回りのことが気になりますよね。
キッチンやトイレ、浴槽などの水回りが充実したタイニーハウスもあります。
設計上かなりコンパクトな空間にはありますが、少人数で住むにはいいかもしません。
ただ、日本で販売されているタイニーハウスには、風呂・トイレの標準装備がほとんどありません。
オプション工事で取り付けたり、簡易シャワーやポータブルトイレなどで対応することも可能です。
装備されていなくても後で取り付けができるのはいいですね。
タイニーハウスのトイレには、いくつか種類があります。
通常の水洗トイレの他に、バイオトイレという排泄物を堆肥にできるタイプ、キャンピングカーによく使われる水洗ポータブルトイレ、排泄物を包んで捨てるドライトイレもあります。
トイレの種類も、手間やコストを考慮して選ぶといいでしょう。
タイニーハウスにかかる税金は?
タイニーハウスは、固定資産税の課税対象となります。
不動産登記法において、壁、屋根があり、土地に定着していて簡単に移動できないこと、目的に応じた利用が可能な状態の建物は、固定資産税対象の家屋とされます。
「土地に定着」とは、基礎などがなく地面に置いただけでも該当します。
仮設であっても、建築確認申請が必要かどうかの確認を忘れないようにしましょう。
またタイニーハウスは、今お伝えした建築確認申請費用がかかる場合があります。
しかし、下記の要件を満たす場合は建築確認申請が免除されます。
- 防火地域・準防火地域外の床面積10㎡以下の増築
- 地域都市計画区外の建築
タイニーハウスの設置場所や広さによるので、建築確認申請が必要かどうか注意しましょう。
まとめ
今回は、世界中から注目されているタイニーハウスについて解説しました。
タイニーハウスであれば、一般的な家よりも比較的安価かつ短期間でマイホームを手に入れることができます。
タイニーハウスの形状や広さには種類があるので、ご自身に合ったものを選び、必要に応じて自治体や施工会社に、法律にのっとっているかなどの確認をおこなうことが重要です。
帰る場所、落ち着ける場所は人それぞれ。
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