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家を建てる際、長期的に住むことを考えて、どのくらいの広さや間取りにするか、迷う方は多いでしょう。
そして「できるだけ物を増やさず、手間や費用をかけずに暮らしたい」と考えている人も多いはずです。西宮北口エリアでマンション・戸建て・土地をお探し中の方も、同じように考えているのではないでしょうか。
そんな方々には「小さな家」に住むことをおすすめします。
そこで本記事では、小さな家に住むメリットと注意点、小さな家をつくるときのポイントについて解説します。他にも小さい家で良かった体験談や小さな家に最適の間取りなども紹介しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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実は魅力的！？小さな家のメリットとは
小さな家というと、狭小住宅と呼ばれる家や30坪以下の家を指すことが多いです。
本記事では、それらの家をイメージしながら、住む人数に対して比較的コンパクトなサイズの家を想定します。
まずは、小さな家に住むメリットとして、「コストを抑えることができる」「家事がしやすい」という2点を解説します。
コストを抑えることができる
小さな家は、建築時のコストもランニングコストも抑えることができます。
建築時のコストについて、敷地面積が狭い家は、広い家に比べて材料費や工事の人件費がかかりません。
ランニングコストについて、小さな家は、採光が確保しやすく照明が少なくてすむことや、面積が狭いので冷暖房の効きが良くなることなどから、電気代を抑えることができます。
また、メンテナンスをする箇所が少なかったり面積が狭かったりするため、メンテナンス代も少なくなります。毎年支払わなければならない固定資産税も安くなります。
家事がしやすい
家がそれほど広くないため、生活動線が短くなり、家事を短時間で効率的におこなうことができます。
また、収納スペースが限られるため、物を増やさない工夫が求められます。
その結果、必然的に家事や掃除がしやすい空間になるケースが多くあります。
小さな家をつくるときに考えておきたい注意点
小さな家をつくる際には、メリットだけでなく注意点も踏まえて建築することが大切です。
ここでは小さな家をつくる際の注意点として、「収納スペースの確保」と「施工会社の選定と間取りの検討」について解説します。
収納スペースの確保が困難
コンパクトなサイズの家は、一般的な広さの家より収納スペースが小さくなります。
居心地の良い家にするためには、居住スペースだけでなく、収納スペースの広さや場所も優先度を上げて考える必要があります。
施工会社の選定と間取りの検討が重要
小さな家をつくる際には、限られた広さで配管や無駄のない家事動線などを組まなければなりません。
また、個室に必要な壁などのスペースも居住スペースとして活用するために、小さな家の間取りは個室の数が少ない傾向があります。
個室が少なくても居心地の良い家をつくるために、小さな家の建築について、充分な知識と実績のある施工会社に依頼することが重要です。
住みやすい小さな家をつくるポイント
メリットや注意点でも触れたとおり、住みやすい小さな家をつくる際は設計する時点で考えるべきポイントがあります。
ここでは、居心地の良い小さな家をつくるためのポイントとして、「縦の空間の活用」「開放感を感じるための工夫」についてご紹介します。
縦の空間の活用
家の面積が小さくても、縦の空間を活用することで、収納スペースやリビングなどとは違ったスペースをつくることができます。
収納に関しては、床下収納やロフトを設けるとよいでしょう。
デッドスペースを収納スペースとして活用することができ、人目につかない場所に物を置くことができるのでおすすめです。
また、１階と２階のあいだに広めのスペースを設けるスキップフロアを採用したり、地下室を設けたりすると、子どもが遊ぶスペースや書斎などに活用できます。
開放感を感じるための工夫
白を基調とした内装にしたり、採光をしっかり確保できる間取りにしたりすることで、小さな家でも開放感を感じられる家になります。
低めの家具を揃えることや、外の景色が見える位置に窓を設置することもおすすめです。
小さい家で後悔しないための注意点！
小さな家を建てて、間取りに後悔してしまう人も少なくありません。
ここでは、小さな家で後悔しないための注意点2選をお伝えします。
空調効率
小さな家では、間仕切りをなくして部屋数を減らすことが多くあります。
確かにこの方法ならゆったりした空間が生まれますが、場合によっては空調効率が悪くなる場合があります。
広さの確保も必要ですが、快適に過ごせる空調に保つことも大切です。
断熱性を高めるなど、広い空間の空調効率も考慮して対策しましょう。
家事動線
小さな家を建てる場合は、3階建てや地下室を作るなど、縦に空間を確保する選択肢が取られることもあります。
その場合は上下の移動が増えるため、家事動線の効率も考えておかなければなりません。
洗濯物のたびに1階から3階へあがるなど、往来を繰り返すと小さい家に後悔してしまうかもしれません。
家事動線を意識した間取りにしましょう。
小さいけど素敵な家！間取りの秘密とは？
小さな家でも後悔せず、満足した生活を送りたいですよね。
しかし限られた予算で不安を抱く方もいるでしょう。
ここでは、小さいけど素敵な家を実現するためのポイント3つをご紹介します。
高さを意識する
設計図は平面図で部屋を確認し、間取りを調整していきますよね。
しかし平面の広さだけでなく、高さを意識することで、小さくても素敵な家になります。
収納を階段下に設けたり、屋根裏を部屋として使うなど、工夫次第で空間を有効活用することができます。
天窓で光を取り込む
小さな家は、都市部の住宅密集地に建てられることが多くあります。
そうすると、自然光を取り込めない問題が生じやすいです。
天窓を利用すれば多くの自然光が差し込み、防犯対策にもなります。
景色を取り込む
素敵な家は、建物だけではなく、窓の景色や庭などの外構なども考慮しながら構成されています。
外の公園や街路樹など、景色が見える位置に窓をを設置することで、より素敵な家に近づくでしょう。
小さい家でよかったこととは？
小さい家には、それなりの良さもあります。
大きな家にはないメリットも多いものです。
そこで、小さい家を買った方の経験談をもとに、小さい家でよかった理由を2つご紹介します。
管理しやすい
小さい家は掃除やメンテナンスが少ない分、家の管理が楽になり、心地よいと感じるそうです。
モノが増やせない分、一定以上になれば処分するため、片づけも楽になるようです。
間取りが希望通り
小さい家に住むなら、賃貸でもいいのでは？と思うことがあるかもしれません。
実際に賃貸住まいの方が気楽だったそうですが、賃貸の小さな家と比べると、日当たりや風通しも抜群なのだそう。
そして一軒家になることで、子どもの友達とも交流が盛んになったそうです。
家族や周囲との距離が縮まることも、小さい家の良さですね。
小さい家で十分！意外といらないモノとは？
小さい家に実際に住んでみると、なくても十分と感じる機能もあるようです。
ある家庭の事例を参照し、ご紹介します。
2階のトイレ
最近の住宅では、トイレを2つ設置するのがスタンダードです。
トイレが割と近かったその方は「1つで足りるのか…？」と不安だったそうですが、実際は1つで十分だったと話しています。
就寝時間を除いて、家族と一緒に過ごす時間が意外と少ないことに気づき、バッティングすることがそもそもないそうです。
それから、2ヶ所のトイレ掃除が面倒だという友人たちもいるそうです。
むしろ余分に作らなくてよかった、とのことです。
リビングソファ
リビングにはソファがあるのが一般的ですが、この家庭ではダイニングにソファを置いて食事とくつろぎの場所を兼ねています。
思い切ってリビングのソファをなくすと、2坪ほど家を小さくでき、部屋もすっきりするそうです。
一人暮らしの小さな家に最適な間取り3選！
家作りは好みや理想に合わせて進められますが、一人暮らしならなおさらです。
自分専用の間取りに仕上げることができるのは、一人暮らしの小さな家の大きな魅力です。
ここでは、一人暮らしの小さな家に最適な間取り例3選をご紹介します。
パントリー収納
パントリーがあると、食品や食器、調理器具を収納できます。
一人暮らしなら食器もさほど多くないので、食器棚を設置せずパントリー収納でキッチン周りをすっきりさせることができます。
ランドリールーム
洗濯物を部屋干しできるランドリールームは、外に出る必要がないので便利です。
洗濯物が多くなければ、3畳ほど洗面室で十分に洗濯物を干すスペースができます。
インナーガレージ
インナーガレージを設置することで、玄関やLDKへの出入りがしやすくなります。
生活動線を短くすることで動きが最小限になり、スペースを有効活用できます。
車が好きな方なら、大きな窓も設置するのもいいですね。
小さい家を恥ずかしいと感じる理由は？
小さい家を「恥ずかしい」と感じる方もいるようですが、なぜ恥ずかしいと思うのでしょうか？
小さな家であっても、マイホームを実現したことを誇る気持ちがあってもいいはずです。
そこで、小さい家を恥ずかしく思う理由と、その対策をご紹介します。
- 見た目が小さくて恥ずかしい
- 小さい家しか建てられないと思われていそう
- 庭がなくて恥ずかしい
小さい家を恥ずかしいと思う人は、主にこのような理由で悩むようです。
狭小住宅に限らず、ローコスト住宅や建売住宅の場合でも、こうした不安を抱えることがあるでしょう。
小さな家でも自慢できるようにするには、大きめの窓を設ける、部屋数（間仕切り）を減らす、吹き抜けを作るなどの開放感を得られる間取りにすることが大切です。
リビングにスケルトン階段を設置するのも、階段の存在が軽やかになり、部屋に広がりもできます。
他にもインテリアの工夫で、家全体を広く見せることも可能です。
床や壁は、インテリアを考慮した色味を心がけると良いです。
外観の色の工夫でも、おしゃれで大きな家に見せることができます。
濃い色は高級感と引き締め効果があり、薄い色は膨張色で軽やかな印象になります。
下階を濃い色、上階を薄い色にすると、上に広がった大きな家の印象になります。
小さな家を建てる費用はいくら？
小さな家を建てる費用は、どのくらい必要なのか気になる方もいらっしゃるでしょう。
実際いくら位必要なのか、相場感を知っておくと安心して家づくりができますよね。
土地と建物を合わせて、3,000万円台の戸建て住宅が多いですが、小さな家を新築するのは1,000万円台でも十分可能です。
小さな家を建てた実績の中には、延べ床面積20坪・2LDKの平屋を980万円で建てた例もあります。
ただ、ハウスメーカーや家の広さ、間取り、室内設備など、様々な条件で費用の振れ幅が大きくなります。
小さな家を低予算で建てるには、小さな住宅づくりに特化したハウスメーカーに依頼すると良いでしょう。
狭小住宅やローコスト住宅の建築実績がある会社に相談することで、安心して家づくりを進められるはずです。
住みやすい小さな家で暮らそう！
ここまで、小さな家を建てて住む際のメリットや注意点、ポイントについて解説しました。
小さな家をつくる際、一般的な広さの家を建築する場合と同じように、便利な設備を多く設置したり、収納スペースや個室を設けたりすることは難しいことがほとんどです。
しかし、生活に必要な設備やスペースだけを盛り込んだ小さな家は、一般的な家に比べて、低コストで家事がしやすい家であると言えます。
また、小さな家は居住スペースも収納スペースも限られています。
そのため、物を買いすぎたり、増やしすぎたりしないように家族で意識するようになるでしょう。
その結果、「余計なお金を使わなくなり蓄財につながる」「物を管理する必要がなくなるので、精神的な負担が減り、時間に余裕ができる」といった副次的なメリットを得ることにもつながります。
小さな家は住みやすいだけでなく、生活の質を向上させる副次的なメリットもあるという魅力的な家なのです。
まとめ
今回は、小さな家の住みやすさについてご紹介しました。
便利な設備が充実し、用途別の個室がある家ばかりが、住みやすい家とは限りません。
コンパクトゆえに、建築時のコストやランニングコストを抑えることができ、日々の家事がしやすい小さな家も、快適に暮らすことができる家の一つです。
シンプリストやミニマリストを目指す方は、小さな家をつくることをぜひ検討してみてください。
帰る場所、落ち着ける場所は人それぞれ。
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