地下室のある家なら暮らしの幅が広がる!活用方法や注意点とは

地下室のある家なら暮らしの幅が広がる!活用方法や注意点とは おもしろい
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こんにちは、鈴木です。
今回は地下室のある家での暮らしについてお話ししたいと思います。

みなさんは「地下室」と聞いたらどういうイメージを持たれるでしょうか。
「地下室」は日常生活では趣味部屋やテレワークの場所となったり、防災の観点ではシェルターになったりと、便利で自由度の高い場所です。
しかし、地下室を設ける際には「湿気対策を十分におこなう」「地盤調査や費用の試算など事前準備が重要」といった注意点があります。

この記事は、地下室があることで叶う暮らしや、家に地下室を設けるメリットやデメリット、設置にかかる費用、設置の注意点について解説します。

甲子園口エリアで新築戸建てをお探しの方で、地下室を設けることを検討されている方は、ぜひご参考になさってください。

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地下室があるとどんな暮らしができる?

そもそも「地下室」とは、天井高の3分の1以上が地面の下にある空間を指します。
また、一定の条件を満たす地下室なら、延床面積の3分の1以内であれば容積率に含まれないため、狭小地でも多くのスペースを確保することができます。

では、地下室があることでどのように暮らしの幅が広がるのでしょうか。
以下で具体例を3つご紹介します。

1. 土地が狭くても十分なスペースのある暮らし

地下室は、人目に付きにくいため日用品や食材をストックしておく収納スペースとして活用することができます。
また、仕事に集中するための仕事部屋として活用している方もいます。
狭小地に家を建てる場合でも、地下室を設けることで空間的にゆとりのある生活を送ることができるでしょう。

2. 趣味をより楽しむ暮らし

趣味をより楽しむ暮らし

地下室は遮音性・防音性が高いため、映画鑑賞や楽器演奏をする場所に向いています。
また、温度が変化しにくいという特徴もあるため、ワインセラーにする方もいます。
地上の部屋で趣味を楽しむ際は物の出し入れを面倒に感じる場合がありますが、地下室を趣味の部屋にすることで、日常生活と趣味を切り離して、趣味に没頭しやすくなるでしょう。

3. 万が一の災害や感染症にも対応できる暮らし

近年、日本では大型の地震が発生すると予想されていたり、感染症に感染した場合は家族から隔離できる部屋を設ける必要があったりします。
その際、地下室があれば、地震発生時はシェルターとして活用でき、感染症対策においては隔離部屋として利用することができます。

地下室がある家のメリット・デメリット

地下室があることで前章のような暮らしができることがわかりました。
では、そうした暮らしは地下室のどのようなメリットによるものなのでしょうか。
代表的なメリットをデメリットとあわせてご紹介します。

地下室のメリット

メリット① 使える面積を広げることができる

地下室は、一定の条件を満たすことで延床面積の3分の1までの広さであれば、容積率に含まれないと建築基準法により定められています。

一定の条件とは、主に次の2点です。

  • 地階(地下室の天井が地盤面からの高さ1m以下にあるもの)であること
  • 住宅として使われる部分であること

これらの条件を満たせば、少々狭い土地に家を建てる場合でも、地下室を設けることで使えるスペースを増やすことができます。

メリット② 遮音性・防音性に優れている

地下室は地中にあるスペースであるため、外部の音を遮りやすく、内側からの音も漏れにくいという特徴があります。
臨場感のある大きな音で映画鑑賞を楽しんだり、子どもがはしゃいだりしても、別の部屋やご近所に迷惑をかけにくいスペースです。

メリット③ 気温の変化による影響を受けにくい

地中にある部屋は気温の変化による影響を受けにくいということも特徴です。
そのため、食材の保管や快適な環境での作業をするスペースとして適しています。

メリット④ シェルターや隔離部屋になる

地下室は、地震の時は揺れにくく、台風の時は雨風の影響を受けにくいため、自然災害による被害を受けやすい日本では、万が一の時のシェルターとして活用できます。
また先述のとおり、感染症に感染した場合の隔離部屋としても活用できるため、近年の社会情勢においては貴重なスペースと言えます。

地下室のデメリット

デメリット① 建築費用が高額になる

地下室を設けるためには、家の建築費用とは別に、多額の費用がかかります。
なぜなら、地盤を始め様々な調査をおこなった上で土を掘りだし、防水対策などの処理を施した部屋をつくる必要があるからです。
費用の具体的な内訳や金額は後述します。

デメリット② 除湿・防湿対策や防水対策が必要

気温の変化の影響を受けにくい地下ですが、地中の温度と部屋の温度に差があると、湿気がたまりやすくなります。
そのため、カビや結露を防ぐための除湿や防湿対策が欠かせません。
また、浸水など水害のリスクが懸念されるため、防水対策をおこなうことも重要です。

地下室には3つのタイプがある

地下室には、大きく分けて3種類あることをご存じでしょうか。
メリットやデメリットだけでなく種類も把握して、どのような地下室にするかより具体的に想像してみてください。

1. 全地下タイプ

部屋全体が地中に埋まっているタイプです。
遮音性・防音性が高く、気温変化の影響も受けにくくなっています。
また、近隣からの視線が気になることもありません。
しかし、採光や通風が困難というデメリットがあります。

2. 半地下タイプ

部屋の3分の1以上が地中に埋まっているタイプです。
土地が傾斜している場合などに採用されやすく、完全な地下でないためある程度の採光や通風をおこなうことができます。

3. ドライエリア付きのタイプ

ドライエリアとは、家の周囲の地面を深く掘った空堀のことです。
地下室をリビングなどとして利用する際に、採光や通風を確保する目的で大きな窓を設置しなければならないため設けるスペースです。

地下室を設置する費用はいくら?

地下室を設置するためには多額の費用がかかります。
具体的にはいくらかかるのでしょうか。

結論としては、地下室の広さによりますが、総額で100万円以上がかかるのが一般的です。
費用の主な内訳は以下のとおりです。

  • 地盤・地質調査:5万円ほど
  • 鉄筋コンクリート造部分の実施図面作成:40万円ほど
  • 防水工事:70万~90万円ほど
  • 断熱工事:20万円ほど
  • 除湿工事:15万円ほど

これらにくわえて、構造計算やドライエリアを設けるための工事などが必要になる場合があります。
大きな出費となるので、地下室を設けることを検討中の方は、一度費用を試算してみたり、地下室ではないスペースでご自身の理想を叶えることができるかどうかを考えてみたりするとよいでしょう。

地下室を設置できない土地もあるので注意!

ここまで、地下室の概要や設置のための費用についてご紹介しました。
地下室を設けたいという気持ちが強まった方がいるかと思いますが、実は地下室の設置が難しい場合があるため、ご自身が当てはまっていないか確認することが大切です。
ここでは、地下室を設けることを決める前に、調査すべきポイントをご紹介します。

地下室の設置前に調査すべきポイント

地下室の設置前に調査すべきポイントは以下の4つです。

  • 地盤の強度は十分か
  • 配管の位置などから地下を掘っても問題ないと言える土地か
  • 水害のリスクはどの程度か
  • 掘り下げたい床の高さは地下水位よりも上に位置しているか

以上に共通することは、敷地の状態を事前に把握しておくことが重要であるということです。
地下室を設置するための工事を始めたあとに、設置が難しいことがわかると無駄な出費が発生してしまいます。
そうならないためにも事前に調査して、自信を持って地下室の設置を進めるようにしましょう。

カラオケも楽しめる!防音地下室のススメ

防音性・遮音性の高い地下室に防音設備を導入すれば、音漏れを気にせずカラオケを楽しめる空間になります。
プロジェクターと大きなスクリーンも設置すれば、カラオケの画面だけでなく、迫力ある音と映像で映画やドラマ鑑賞も楽しめます!

音楽が好きな方ならスタジオにして、夜中でも楽器の演奏ができる場所すれば、仲間を集って盛り上がる空間になりそうですね。
防音地下室は、全地下タイプがおすすめです。
全地下タイプなら、出入り口を二重の防音ドアにするだけで高い防音効果が見込めます。

半地下タイプ、ドライエリア付きのタイプは、何も防音対策せずに大音量を出すと音漏れでご近所に迷惑をかける可能性大です。
防音地下室を作るなら、建築会社や防音シート・遮音シートのメーカーへ相談の上、隙間なくきっちりと音漏れ対策をしていきましょう。

なぜ日本は地下室が少ないのか?

日本には、地下室を取り入れる家が少ないような気がしませんか?
趣味の部屋、収納の部屋、不測の事態に利用する部屋など、活用の幅が広い地下室ですが、なぜ日本の家には地下室が少ないのでしょうか?

日本の家に地下室が少ない背景には、主に以下の2つの要因が考えられます。

  • 木造住宅が主流
  • 建築費が高くなる

雨が多く多湿になりやすい気候、そして木造住宅が主流だった日本は、地下室の利用はあまりされてきませんでした。
鉄筋コンクリート造が普及した現在でも、建築費が高額になってしまうことから、あまり一般的ではないことが考えられます。

ちなみに、「地下室は地震で壊れやすのでは?」と思われることが多いのですが、地下構造物は地震に強いと言われています。
地下は地上に比べて、地震の揺れが半分以下の安全な環境なのです。
地下鉄の場合は、その上で十分な耐震設計もされているため、最も安全な公共交通機関と言われています。

地下室を作るのに許可は必要?

法的な規制はない

結論から言うと、地下室を作ってはダメという法律はありません。
従来は禁止されていた「地下室の居室使用」も、2000年の建築基準法改正によって、条件を満たせば居室としての利用が可能になりました。

容積率の制限には要注意

地下階数の制限も特にありませんが、容積率の制限を超えない範囲で建てることになります。
地下室は、建築基準法で「延べ床面積の3分の1と限度として、容積として計算しない」という容積率への不算入措置があります。
つまり地下室なら、容積として計算せずに床面積を広げられるメリットがあるのです。

例えば、床面積が1階50㎡、2階50㎡の住宅では、床面積50㎡の地下室を作っても、容積率には含まれません。
住宅の延べ床面積を、150㎡に広げることができるのです。

地下室の活用事例5選!実用性◎

ここでは、地下室の活用事例5選をご紹介します。

活用事例1:収納部屋

暮らしが長くなると、家のものが多くなり、収納が必要になることが多々あることでしょう。
地下室を収納部屋にすることで、家全体の収納力を上げることができます。

活用事例2:貯蔵庫

地下室は温度が変化しにくいため、食品貯蔵庫とても利用できます。
調湿も上手にできれば、貯蔵できる品数も多くなりますね。

活用事例3:トレーニングルーム

地下室にトレーニングを作れば、外が雨でも、仕事が忙しくても、ちょっとした隙間時間に気軽に利用できます。
誰にも邪魔されない空間で、思いっきりトレーニングできますね。

活用事例4:子どもの遊び場

音漏れしにくい地下室なら、子どもが大声を出したり走り回ったりしても、気にすることはありません。
子どもにとって自由に遊べる秘密基地のような空間になるでしょう。

活用事例5:書斎

外からの音も入りにくい地下室は、とても静かな環境です。
黙々と作業をしたいときには地下室の利用もいいですね。

半地下で後悔の声やトラブル続出!?

半地下部屋に住んでみて、後悔したことやトラブルになった事例もあるようです。
ここでは、後悔やトラブルの2つの例から、失敗しない地下室作りのヒントを学んでいきましょう。

1. カビ発生問題に苦しむ音大生

1つ目は音大生が半地下マンションへ引っ越した際の例です。
防音性を求めて半地下のマンションに引っ越したそうですが、特有の通気性の悪さで、カビ発生問題が起きてしまいました。
通気できる箇所が玄関と窓1つのみで、玄関周辺の結露とカビがひどくなり、退去時には掃除をしてもカビが取れない状況だったそうです。
このような場合、換気ができるエアコンの導入など、機械的に換気ができるかを調べて入居する方が良いでしょう。

2. 壁紙変色問題に直面する新築一戸建て

2つ目は、新築一戸建てで半地下を建てた方の例です。
傾斜地ならではの景色が楽しめるよう、傾斜地側を半地下にしたようです。
しかし、夏場にエアコンで室温を下げると、湿度で結露が発生してしまい、そのシミで壁紙が変色してしまったようです。
換気だけでなく、断熱の工夫が必要だった、と施主さんが振り返っています。

地下室の温度はどのぐらい?

地中3mの温度は安定している

地下室を作ると、エアコンなしの場合でどのくらいの温度に保たれているものなのでしょうか?
地中3mの温度は、15~18℃で安定しています。
これが、地下室の過ごしやすさとつながっています。

地下室はエアコンなしでも快適に過ごせる

一般的な地下室も地下3mなので、温度は11℃(冬の最低)~21℃(夏の最高)の間で安定します。
年間を通じた外気温の変化幅が15℃程度になり、地表面との比較では約半分の変化幅です。
地下室は、エアコンなしでも夏は涼しく、冬は暖かく過ごせる環境なのです。

地下空間が過ごしやすい理由

地下空間がこのように過ごしやすい空間なのは、地中に熱を伝える速度が関係しています。
太陽光で温められた土は、1ヶ月に1mというゆっくりしたペースで熱を伝えていきます。
夏の暑さが地下に伝わる頃に地上は冬となり、またゆっくりと冷やされていくのです。

まとめ

今回は、地下室のある暮らしや、地下室のメリットやデメリットなど概要を解説しました。

狭い土地でも居住スペースを広げることができる地下室の活用方法は幅広く、趣味から万が一の時まで役立つスペースです。
地下室には大きく分けて3種類あり、地下室のタイプや設置に必要な作業によってかかる費用は異なるので、工事が始まってから後悔しないように、事前に費用の試算や敷地の調査しておくことが大切と言えます。

帰る場所、落ち着ける場所は人それぞれ。

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