船のお風呂の仕組みとは?船で生活するなら知っておきたい基礎知識

船のお風呂の仕組みとは?船で生活するなら知っておきたい基礎知識 海に住む
海に住む

こんにちは、鈴木です。
船で暮らすというと、どんな生活をしているのか気になりませんか?
私は特に、船のお風呂に興味がありました。
船のお風呂は、どうやって水を供給しているのでしょうか?
また、排水はどうなっているのでしょうか?
今回は、船で暮らしたい人向けに、船のお風呂の仕組みと基礎知識を紹介します。

船のお風呂の水はどこから来るのか?

船で暮らす人たちは、海水を淡水化してお風呂の水にしています。
淡水化とは、海水から塩分や不純物を取り除いて飲料水や生活用水にすることです。
淡水化には、主に以下の2つの方法があります。

逆浸透法

海水を高圧で半透膜に押し付けて、塩分や不純物を除去する方法です。
半透膜とは、一方向にしか物質を通さない薄い膜です。
逆浸透法は、高効率で淡水化できますが、高圧ポンプや半透膜が必要でコストが高くなります。

蒸留法

海水を沸騰させて蒸気にし、その蒸気を冷やして液体に戻す方法です。
蒸気にするときに塩分や不純物が除去されます。
蒸留法は、単純で安価ですが、多量の熱エネルギーが必要で効率が低くなります。

船では、主に逆浸透法が使われています。
逆浸透法では、海水から約40%程度の淡水が得られます。
つまり、100リットルの海水から40リットルの淡水が作れるということです。
この淡水は、お風呂だけでなく、飲料水や洗濯水などにも使われます。

船のお風呂の水はどうやって温めるのか?

船では、主に以下の2つの方法でお風呂の水を温めています。

ボイラー

ボイラーとは、燃料を燃やして発生した熱で水を沸騰させる装置です。
ボイラーでは、淡水化した水を直接温めます。
ボイラーは、大量の熱湯を作ることができますが、燃料費がかかります。

熱交換器

熱交換器とは、2つの流体の間で熱を移動させる装置です。
熱交換器では、船のエンジンや発電機などで発生した廃熱を利用して水を温めます。
熱交換器は、燃料費がかからないのがメリットですが、温度調節が難しいです。

船では、主に熱交換器が使われています。
熱交換器では、淡水化した水と廃熱を流すパイプを密接に並べて、熱を移動させます。
このとき、淡水化した水は直接廃熱に触れません。
このようにして、お風呂の水を温めます。

船のお風呂の排水はどうなっているのか?

船では、お風呂の排水は以下のように処理されます。

汚水処理装置

汚水処理装置とは、生活排水や便所排水などの汚水を浄化する装置です。
汚水処理装置では、汚水に含まれる有機物や窒素などを分解して無害化します。
汚水処理装置は、国際海事機関(IMO)の規定に基づいて設置されています。

海洋放出

海洋放出とは、汚水処理装置で浄化された水を海に放出することです。
海洋放出は、IMOの規定に基づいて行われます。
例えば、沿岸から12海里以上離れた場所であれば、浄化された水を海に放出できます。

貯留

貯留とは、汚水処理装置で浄化された水を船内のタンクに貯めることです。
貯留は、海洋放出ができない場合や、浄化された水を再利用する場合に行われます。
例えば、浄化された水は洗濯や掃除などに使えます。

船では、主に海洋放出か貯留が行われています。
海洋放出は環境に影響を与えないように注意しなければなりません。
貯留はタンクの容量に制限があります。

船のお風呂に入るときの注意点は何かあるのか?

船のお風呂に入るときは、以下の点に注意しましょう。

節水

船では淡水が限られているので、節水することが大切です。
例えば、シャワーの時間を短くしたり、蛇口を閉めたりしましょう。
また、お風呂の残り湯は再利用できる場合があります。
例えば、洗濯や掃除などに使えます。

滑りやすさ

船では揺れや傾きがあるので、お風呂場は滑りやすくなります。
特に湿った床や壁は危険です。

滑りやすさを防ぐためには、以下のことをしましょう。
・滑り止めマットやハンドルなどを使う
・足元や周囲に注意する
・急な動きや飛び跳ねなどを避ける

温度変化

海の水温の変化によってお風呂の水温が変わることがあります。
特に熱交換器を使っている場合は、廃熱の量によって水温が上下します。

温度変化を防ぐためには、以下のことをしましょう。
・お風呂の前に水温を確認する
・水温調節器や混合栓などを使う
・熱すぎるお湯に入らない

まとめ

今回は、船で暮らしたい人向けに、船のお風呂の仕組みと基礎知識を紹介しました。
船のお風呂は、海水を淡水化して温めています。
また、排水は汚水処理装置で浄化して海に放出したり貯めたりしています。
船のお風呂に入るときは、節水や滑りやすさや温度変化に注意しましょう。
船で暮らすというのは、陸上とは違った工夫や配慮が必要ですが、それだけに魅力的な生活です。
船で暮らす人たちの暮らしを少しでも理解できたら嬉しいです。

以上、鈴木でした。

この記事を書いた人
面白い家探偵団
鈴木 正則

大手資材メーカーの建築資材販売業務で年の2/3は国内外を飛び回っていますww
業務上、国内外の住宅メーカーと取引があり、仕事で見聞きした面白い家や、
デザイン、そして変わった生活に関する情報をプロの視点で紹介します。

-----------------------■ プロフィール ■-----------------------
某大手資材メーカー兵庫支店 建築資材販売部で課長頑張ってます
保有資格:二級建築士・資材管理士
受賞:海外事業支援功労賞・社内イノベーション最優秀賞
趣味:海外旅行・ツーリング・ボクシング
好きな言葉:夢なんて見るもんじゃない語るもんじゃない
      叶えるものだから by 安室 奈美恵
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