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こんにちは、鈴木です。
今回は未来に実現されるかもしれない都市、『深海都市』についてお話ししたいと思います。
今の常識が数十年後にはまったく通用しなくなる可能性は大いにあります。
それは住まいに関しても同様で、なんと2030年には深海都市に住むことができるようになるかもしれません。
本当に人間が深海都市で生活する未来がやってくるのでしょうか。
この記事では、深海都市の構想や実際に海底住宅ができた際のメリットやデメリットなどについて確認していきます。
深海で生活できるようになるまでは、海に近いエリアの甲子園口駅周辺の新築一戸建てを検討してみてはいかがでしょうか。
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2030年には深海都市が実現する!?
清水建設が2014年に打ち出した驚きの未来の形、「シミズ・ドリーム」。
これは「OCEAN SPIRAL」とよばれる深海未来都市構想です。
深海3,000mにらせん状の構築物を設置して、そこに約5,000人が住む驚きのプロジェクト。
こんな夢のような未来が、2030年から2050年にかけて実現可能と発表されたのです。
深海都市「OCEAN SPIRAL」ってどんな街?
深海都市「OCEAN SPIRAL」は大きく分けて3つのパートに分かれています。
- 快適・健康・安全な深海都市のベースキャンプ「BLUE GARDEN」
- 運搬機能と取水機能など、5つの機能を集約した「INFRA SPIRAL」
- 深海ゴンドラ終点で、海底資源の開発をおこなう「EARTH FACTORY」
ベースキャンプの「BLUE GARDEN」
「BLUE GARDEN」では、新しいライフスタイルとビジネスモデルが生まれます。
深海に浮かぶ直径500mの球体は、まるで宇宙船。
温度変化も少なく、台風や地震もなく、地上より濃い酸素が供給されるこの空間は、もはや陸上よりも安全で快適な環境なのです。
深海に面しているカジュアルゾーンでは、深海を楽しみながら体験することができます。
深海観光ツアーなどが開催されれば、体験してみたい方々で賑わうでしょうね。
中央タワーのビジネスゾーンでは、深海から新しい産業のビジネスモデルを提供していきます。
深海先端研究の拠点ともなるこのゾーンは、まさに未来の新しいビジネスの始まりです。
運搬・取水を担う「INFRA SPIRAL」
「INFRA SPIRAL」は、深海だからこそ必要な機能が集まっています。
電気、食糧、淡水、交通、情報と、海面から深海へと延びるらせん状のINFRA SPIRALにはさまざまな機能が搭載されています。
海底ゴンドラの終着点「EARTH FACTORY」
「EARTH FACTORY」は深海ゴンドラの終着地点。
ここで産業排出二酸化炭素を貯蔵しながら再利用をおこなったり、海底資源を新たに開発・育成する機能を担っています。
これら3つのパートが役割を果たすことで、深海のもつポテンシャルが十分に生かされていくのです。
海底住宅のメリット・デメリットは?
夢のようでイメージが難しい海底住宅。
海底住宅の構想には、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
海底住宅のメリット
メリット① 地震などの災害を受けにくい
海底に住宅があることで、地震などの自然災害による被害を受けにくいメリットがあります。
また、海面上昇で沈下してしまう陸地の住民にとって、海底住宅の選択肢が一助になる可能性もあります。
メリット② 陸地の制約を避けられる
陸地での生活は、雨、風、台風などの天候、土地や敷地の環境による悪影響を受けることもあります。
海底住宅なら、天候や環境による影響されない空間を実現できます。
海底住宅デメリット
デメリット① 耐久性の問題
深海は、水圧が高い場所です。
水深1,000m地点では約101気圧となり、1㎡あたり1000tの圧力がかかることになります。
海底住宅の構造がこの環境に耐えられるのか、また耐久性を保つためにメンテナンスはどのぐらい時間がかかるのか、どの頻度で必要かは未知数です。
海底住宅に住むとなれば、住宅メンテナンスにかかる手間やコストがデメリットになると考えられます。
なぜ深海都市を建設しようとしているのか?
そもそも、なぜ深海都市の建設計画がされているのか、深海都市の目的を調べてみました。
世界の人口増加問題への対応
日本では少子高齢化が叫ばれていますが、世界的に見ると人口は爆発的に増えています。
2000年時点で61億人でしたが、2015年時点で約73億人と12億人も増えています。
このままでは土地や食料、エネルギーが不足することが考えられます。
深海都市は新たな居住空間を作り出し、人口増加の問題に対応する狙いがあります。
海底・海中資源の活用
海底や海中には、どの国も着手していない資源があると言われています。
これらのエネルギーを採掘することで、世界規模の市場を生み出し、将来的に利益が見込めると考えられています。
海上都市のデメリットは?
深海に浮かぶ深海都市の構想もある一方で、「海上に浮かぶサステナブル都市構想」という海上都市の検討も国連で進められています。
海上都市は、人口密集で限界を迎えそうな沿岸都市の代わりとして、新しい都市を作り出すことを目的としています。
海上都市にはどんなデメリットが考えられるのかを見ていきましょう。
台風や津波に注意が必要
海上に建設される都市なので、海で発生する気象災害時には大きな被害を受ける可能性があります。
悪天候に見舞われるたび、身の安全を守るための注意が必要です。
陸上とのアクセス
海上都市は、物資の配達や人の往来に時間がかかってしまうでしょう。
悪天候時は、アクセス不能になってしまうことが考えられます。
陸上だと容易にできることも、海上都市では困難となる場合があります。
これからの技術開発に期待しながら、賃貸物件暮らしを!
まだまだ私たちにとっては未知の世界が広がる、深海での生活。
一般の方々が、暮らしの中で深海と関わる生活があと少しで実現するかもしれません。
深海生活を楽しみに、賃貸物件で暮らしながら待ちましょう。
まとめ
今回は、清水建設が進める深海未来都市構想についてご紹介しました。
深海都市に住む未来は、決して夢物語ではありません。
深海都市・水中都市が実現されるのが楽しみですね。
それらが実現するまでは陸上での生活を楽しみましょう。
帰る場所、落ち着ける場所は人それぞれ。
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