イージードームハウスとは、プレハブのドーム型テントで、簡単に組み立てて多目的に利用できる新しい居住空間です。
グランピングやアウトドアイベント、医療機関や避難所など、さまざまなシーンで活用できます。
しかし、イージードームハウスを設置するときに気になるのが、固定資産税の問題です。
固定資産税は、土地や建物などの不動産を所有している人に課税される税金ですが、プレハブのドーム型テントも対象になるのでしょうか。
この記事では、イージードームハウスに固定資産税がかかる条件や注意点、また固定資産税を節約する方法などについて解説していきます。
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固定資産税がかかる家屋の条件とは
固定資産税が課税される家屋とは、以下の3つの条件を満たしているものをいいます。
- 屋根と周りに壁があること(外気分断性)
- 建物が土地に定着していること
- 建物が住居・作業場・倉庫などそれぞれの使用目的に適した空間になっていること(用途性)
これらの条件に沿って考えると、イージードームハウスはどうなるのでしょうか。
イージードームハウスは固定資産税がかかるのか
イージードームハウスは、高密度ポリエチレンという素材で作られたパネルを連結してドーム型の形状を作ります。
そのため、屋根と周りに壁があり、外気分断性はあります。
また、イージードームハウスは床面積が7.1平方メートルと小さく、床下に簡易的な基礎を設置して固定します。
そのため、土地への定着性もあります。
さらに、イージードームハウスはグランピングやアウトドアイベントなどで宿泊や休憩などの目的で利用できます。
そのため、用途性もあります。
以上のことから、イージードームハウスは固定資産税が課税される家屋に該当する可能性が高いです。
ただし、最終的な判断は各自治体によって異なりますので、設置する前に必ず確認してください。
固定資産税を節約する方法はあるのか
イージードームハウスに固定資産税がかかる場合でも、節約する方法はあります。
以下にいくつかの方法を紹介します。
- 床面積を小さくする
- 設置期間を短くする
- 設置場所を変える
- 設置目的を変える
まず、床面積を小さくする方法です。
固定資産税は床面積に応じて計算されますので、床面積が小さいほど税金も少なくなります。
イージードームハウスは床面積が7.1平方メートルと小さいですが、もしもっと小さくできるなら、税金を節約できる可能性があります。
次に、設置期間を短くする方法です。
固定資産税は1月1日時点で不動産を所有している人に課税されますので、その日までに撤去すれば、その年の固定資産税はかかりません。
イージードームハウスは簡単に組み立てや撤去ができますので、必要な期間だけ設置することで、税金を節約できる可能性があります。
また、設置場所を変える方法です。
固定資産税は所在する市町村によって税率が異なりますので、税率の低い場所に設置すれば、税金も少なくなります。
イージードームハウスは軽量で移動が容易ですので、設置場所を変えることで、税金を節約できる可能性があります。
さらに、設置目的を変える方法です。
固定資産税は建物の用途によって減免される場合があります。
例えば、農業用の建物や公益目的の建物などは固定資産税が免除されたり軽減されたりします。
イージードームハウスは多目的に利用できますので、設置目的を変えることで、税金を節約できる可能性があります。
まとめ
イージードームハウスはプレハブのドーム型テントで、簡単に組み立てて多目的に利用できる新しい居住空間です。
しかし、イージードームハウスを設置するときには、固定資産税の問題に注意しなければなりません。
イージードームハウスは固定資産税が課税される家屋に該当する可能性が高いですが、床面積や設置期間・場所・目的などを工夫することで、節約する方法もあります。
設置する前には必ず各自治体に確認してください。
イージードームハウスは快適な暮らしを提供するだけでなく、災害時や医療機関などでも役立つドーム型テントです。
ぜひご検討ください。